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「清州の家」構造見学会に参加!~スパン5.5m門型架構システム
おはようございます!
ウッドビレッジ事務局ブログにお越しいただきありがとうございます。
先日、「あいちの木で家をつくる会」から案内をいただき「清州の家」構造見学会に参加してきました。
今回の見学会は、会の会長でもあります名古屋大学大学院准教授の古川先生のご自宅の構造見学会を開催していただけることとなりました。先生は名古屋大学で木質構造の研究をされています。
何といっても、小屋部分に設置されたスパン5,5mの合わせ梁により、2階部分の5.5mスパンの梁(床)を支えている部分は、一見です。建物について先生に伺いました。
(スパン:梁を支える柱と柱の間の距離)
構造 木造2階建
屋根は1寸勾配(約6度)の片流れの屋根。
愛知県三河材(津具産)の桧と杉を使用し、柱・梁の木の材積は15㎥ぐらい使用しています。
2階梁、スパン5.5m(3間) 小屋合わせ梁と2階梁をステンレスボルトで連結
開放的な空間をつくるため、スパン5.5mの間には柱を建てず、2階梁・小屋梁(巾12cm×高さ40cm、桧の無垢材3本の合わせ梁)と両袖の壁を利用して門型架構(かこう)をつくり荷重を支える構造です。
自重や積載荷重は小屋合わせ梁と2階梁をステンレスボルトで連結することによって荷重を支えています。水平力(地震・風の力)は柱と梁の架構部分をしっかり留め強度を増すことによって柱脚部分に負担をかけないようにしています。
架構(かこう)柱脚部分に生じる浮き上がりの力は柱脚に設置したホールダウン金物で止めます。
軒先の垂木は桧材を使用し、2重に重ねた工法です。
屋根の断熱材は150mm、屋根からの熱も抑制しているのでしょう。
少し難しくなりましたが、見学会を通じて、木造でも柱と梁で構成された構造システム、架構(かこう)を考えることで、広い空間をつくることができる説明を受けました。新たな木構造の可能性を見る機会になりました。
完成の楽しみの一つに、1階リビングには大きな吹き抜け空間があり、中央の部分に渡り廊下(ブリッジ)が設置され、
1階のリビングを見降ろすことができます。完成見学会も先生にお願いして、ぜひ見に行きたいですね(^ ^)。
今回の先生の住宅は、「木材利用ポイント」の利用が可能です。
「木材利用ポイント」、地域産の材料を使用し、木材の活用の促進などを目的とした林野庁が行っている事業の利用ができます。
新築や増改築をお考えの方は、ぜひご利用ください。
林野庁の木材利用ポイント事業のホームページを参照してください。
http://mokuzai-points.jp/index.html
名古屋で注文住宅をお考えの方もお気軽にウッドビレッジへお越しください。
お待ちしています。