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木造の校舎・新城市立黄柳川小学校見学!
おはようございます!
ウッドビレッジ事務局ブログにお越しいただきありがとうございます。
先日の研修の帰りに研修施設からすぐ近くの新城市立黄柳川(つげがわ)小学校を見学させてもらいました。
黄柳川小学校は2013年に完成したばかりの木造2階建の新校舎です。
今年度(平成26年度)の木材利用優良施設表彰で「農林水産大臣賞」を受賞したそうです!
見学の時に写真を撮らせてもらいましたので見てくださいね。
正門・外観写真:
場所は長篠の戦いの舞台で知られる新城市、旧鳳来町に位置し、全校生徒約70名の小学校です。
建物概要:
発注者 新城市
所在地 愛知県新城市
用 途 小学校
構造・階数 木造 / 一部RC造
延床面積 3,125㎡
竣工年 2013年
資料をいだだいた説明によると
形態はまちの豊かな自然環境、四季折々の美しい風景になじむ簡素でシンプルな表現を心掛けました。
周辺の山並みや家並みに合わせた切妻屋根、地域材で設えた下見張りの木壁は、この地区の昔からの風景をかたちづくる構成要素です。
校舎内は、木を表に配した内部空間は、日当たり・風通しに最大限配慮し、まるで森の中にいるような広がりと優しさを感じられる雰囲気にしたそうです。
構造部材・外内装材には日本有数の強度・美観をほこる「三河杉」を800m³使用し、建設で使われた90%以上の木が地域材を使用したそうです。
木造ならではの味わいと温もりがある小学校ですね。
昔を感じさせる懐かしい木造校舎ですが、現代的なセンスもあります。
外観からも大きな筋かいで支えられ、耐震設計になっているそうです。
1階廊下の写真:天井は杉材の横格子(ルーバー)仕上、壁材も杉板、
2階廊下・天井の写真:構造材・造作材は地元産の杉材、柱・梁材は杉の構造用集成材
集成材(しゅうせいざい)とは、断面寸法の小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られる木質材料。
教室の廊下側の窓は、大きな換気窓がついています。
中廊下の天井には小屋換気と採光が取れるようになっており、明るく、風通しも良いと感じました。
全てが木で作られていて、とても温もりがありますよね。
教室の様子:
机は高さが調整できるようになっています。
子どもに合わせることができるので、使いやすいですよね。
玄関ホールの壁には、上から見た間取り図が飾られています。上手に作ってありますね!
円形多目的ホールのとんがり屋根とアリーナ(体育館)
円形多目的ホール:地域の寄り合いの場や学年集会等いろいろな目的に利用されるようです!
縦ルーバーが強調され、とんがり屋根の天窓から採光が入り、円形の木製トラスが放射状に組まれた設計。
梁材は、杉材の構造用集成材
アリーナ(体育館):
壁・柱をRC造の躯体に木造の屋根を架渡した木製トラス構造です。
RCの柱に枝状に方杖を出し、屋根の上り梁を支える形式だそうです。
広い空間を木造の屋根が支えています。梁材は、杉材の構造用集成材
木の良さとその温もりを味わうことができ、最適な環境の中で学校生活を送ることは、
子どもたちにとっては、素晴らしい心の財産になるのではないかと感じました。
「ウッドビレッジ」では、木造住宅展示モデルの見学を行っています。
また、住宅に関するご質問やご相談などありましたら、お気軽に各展示場担当者まで、お問い合わせくださいね。
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